アラサーの集い 八幡ぐぅ

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大型家電を買うときに気を付けるべきこと①

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こんにちわ♪過去に家電設置サービス業も経験したことのある08です(^^)v

 

 


世の中ではそろそろアレがやってきますね

 

 


夏のボーナス(゚д゚)!

 

 


連動して各業界もかきいれ時になるかと思われます。過去私が携わっていた配送業界も例に漏れず繁忙期となります。ボーナスで纏まったお金が入ることに加えて、夏の暑さで冷蔵庫やらクーラーやらがフル稼働して故障する頻度が跳ね上がるからですね。逆に冬のボーナスの時期になると、年末年始に向けてテレビ等がよく売れる傾向にあります。

 

さてそこで、プロとして何万件もの現場を見てきた私が、大型家電を購入する際に気を付けておくべきポイントを実体験に基づいて解説していきたいと思います。

今回は冷蔵庫について解説します。

 

 

 

 

 

 


大型家電の目玉 冷蔵庫


やはりなんと言っても大型家電と言えば冷蔵庫でしょう。値段も然る事乍ら、やはり物体としての圧倒的な大きさを誇ります。購入時も、当然この大きさゆえのトラブルが多発しますし、設置する上での予想外の追加料金なども発生します。

 

どういうことなのか?幾つか例を上げると

 

・大体前の冷蔵庫もこれくらいの大きさだっただろう、と見切り発車で購入してしまい実際は冷蔵庫が大きすぎて置き場に置けない

 

・玄関の広さは確認したが、冷蔵庫置き場までの通り道を考慮せず、台所までの経路の途中で詰まる

 

・冷蔵庫の幅、奥行は確認したが高さを見落としていた

 

・以前の冷蔵庫を搬入した後にキッチン周りのリフォームをした事を失念していた為、冷蔵庫をキッチンから出すことも入れることも出来ない

 

・2階、3階のキッチンに搬入したいが階段が狭くて上がらない

 

・廊下に物が散乱、又は埋め込み式の突起物(衣紋掛け等)が邪魔をして冷蔵庫が通れない

 


などなど、あげたらキリがないのですがぱっと上げるだけでもこれだけあります。中には信じられないような項目もあったかと思われますが、現場ではよくある事です。
特に最後の案件などは、廊下が散らかってるくらい掃除すれば済むじゃないか、と思われますが、これがまたそうでも無いんです。大手量販店の場合、それはもう大量に売りさばきますから当然配送の一日の案件も大変な量になります。大体朝8時から5時までだけでも20件は下りません。移動も含めてです。

実際、1件の配送設置完了までに30分以上かかるようですと回りきれません。そんななか、クライアントの家が散らかっていて掃除するから15分待ってくれ、ということになると一日の計画が破綻しかねません。当然、後日再配送もしくは良くてもその日の1番最後の案件に後回しにされる可能性が高まります。

 

配送業者、クライアントと共に望まない結果ですよね。場合によっては揉めますし。

これら上記に上げた全ての問題を1発で解決する方法があります。

 

設置見積もり

 

簡単な話が事前の設置見積もりです。

 

 以外とこれを疎かにされてる方が多いですね。確かにひと手間かかりますが費用にしても2000円~3000円が相場ですし、ヨドバシカメラなら店舗まで足を運べば100円で(桁間違ってませんよ笑)依頼できます。当日の不安やリスクを考えた場合これらの費用は決して高くないと思います。

それでも見積もりを怠る大きな要因として、予め既存の冷蔵庫の詳細なサイズを確認していて、店舗でも店員にそれを伝えてあってお墨付きをもらってるパターンですね。

ちなみに自分の冷蔵庫のサイズは簡単に調べる事が出来ます。メインの冷蔵室のドアを開けた内側にサイズを記載したシールが貼ってあります。

 

 

これですね。

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この数値を正確にお店側に伝えてお墨付きを貰ってるのに問題があるのか?普通はそう思いますよね。ここに落とし穴があります。量販店の店員さんはあくまで店の中で接客している立場なので、そこそこベテランの方以外は現場というものを知りません。お客さんと同じように常識の範疇で判断しているにすぎません。が、当然現場に予想外の出来事は付き物です。

 

上記に記したように

 

・十数年前にリフォームしたのを忘れていた

 

・そういえば前回の搬入時も正攻法ではいかなくて四人がかりで苦労して作業していた

 

等が筆頭です。現在、冷蔵庫は10年保てば良いほう、などと言われていますが昔の冷蔵庫は15~20年くらいは壊れません。(このカラクリについては後々言及します)

15年も20年も前のことを詳細に覚えてるなんて難しいですよね?大体の人はすっかり忘れちゃってます。ベテランの店員さんともなるとこの辺りもしっかり押さえていてこう言います。

 

「そういうことならまず問題ないですね。もし万が一現場で~………配送員が~……。」

 

まず問題ないですね、この一言で安心しきったお客さん側の耳にもはやそれ以降の言葉は届いていません(笑)もれなく現場で揉めることとなるでしょう(;^_^A

 

事前に見積もりさえしていれば察知できた問題を、配送当日になって配送員から延々と説明されたあげく商品を選びなおすか後日何かしらの手を打ってからの再配送になります。

 

 

 

追加料金の発生

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 これがなかなか馬鹿になりません。通常大型の家電と言っても基本的には配送員二人で人力のみで搬入を行います。配送設置料金などもそれを原則に設定され料金に組み込まれます。これが現場の状況で通常の搬入では入らないが、四人がかりで作業すれば搬入可能、もしくはクレーン車を使用した機械搬入なら搬入可能となった場合に追加料金が発生します。

 

人手を二人増やした場合

 

一人当たり3,000~5000円×2=6000~10000円

 

クレーン車を使う場合

 

最低20000円~

 

これくらいが相場ですね。冷蔵庫を新品で買うと大きさにもよりますが10~20万円くらいですから、購入費用の5~10%も上乗せされてしまいます。予期せぬ出費としては痛すぎますよね( ノД`)

 

こういった事も事前の見積もりで予めわかりますので、織り込み済みの上購入を検討出来ます。

 

 

 

 

これから新築を建てる方へ

 

 

今後、一から設計をして新築を建てるという方に向けて、どのくらいの余裕があれば大型家電がスムーズに搬入出来るのかお伝えします。

 

ずばり玄関やドアなどの間口で72㎝、階段なら手すりを外して80㎝。これだけあれば大体の物は入ります。大型家電と言っても家の中に入ることを前提に設計されますから、ほとんどの家電には基本となるサイズがあります。

 

冷蔵庫なら幅が600mm、650mm、685mmの三段階がメーカーを問わず基本です。中にはこれを超すモンスターサイズも在しますがサイズがまちまちなので例外とします。この基本となる数値は各メーカーがオーソドックスなマンション、一戸建ての間口や通路に合わせた結果です。大体の家の間口が広くても700㎜くらいです。685㎜サイズがギリギリ入るくらいですね。それにしても両サイド7.5㎜ずつしか隙間はありません。業者によっては断られる場合もあります。なんせ90㎏~120㎏ある冷蔵庫を7.5㎜ぶらすことなく搬入するわけですから。人間、1センチも横にぶれずにまっすぐ歩けと言われたって中々出来るもんじゃないですよ?(^-^;

 

基本的には通したい物の幅プラス2㎝の余裕があればプロならすんなり引き受けてくれるでしょう。新築でまだ設計上調整がきく場合はもう少し余裕を持ったほうが良いということですね。家が傷つくリスクも搬入に余計なお金がかかるリスクも抑えられます。

 

 

 

 冷蔵庫の買い替え時

 

 

 これは大きく分けて二つあります。一つは故障のサインが出たとき、もう一つは購入から10年前後経過した時です。

 

冷蔵庫は他の家電と比べて‘‘我慢すれば済む ,,といったものではありません。テレビなら数日見なくても深刻な支障はないでしょうし、洗濯機もいざとなればコインランドリーがあります。しかし冷蔵庫が突然壊れてしまった場合は大変です。クーラーボックスはいくらあっても足りないでしょうし、そもそも保冷するための氷を作れません。夏場は特に困りますが、夏こそ壊れるのが冷蔵庫です。中身が全て腐ってしまった、なんてことにならないよう、故障のサインは見逃さないようにして下さい。

 

わかりやすい故障のサインは三つあります。

 

・保冷力が弱まり冷蔵、冷凍に時間がかかる

 

・冷凍室にやたらと霜が降りる

 

・モーター音が大きくなる

 

上記三点は典型的な予兆です。それぞれ内部部品の劣化やゴムパッキンの劣化によって引き起こされます。致命的な故障に繋がる前に買い替えの検討をお勧めします。

 

また現在冷蔵庫の寿命は10年前後と言われていますが、もっと古い冷蔵庫をお持ちの方は沢山いらっしゃると思います。実際この数十年で電化製品の寿命というのは延びるどころか縮まっていると思います。悪く言えばメーカーの戦略の一環なのでしょう。やたらと頑丈な商品を開発しても新しい商品は売れなくなりますし、何十年も使えます、みたいなキャッチコピーにそれほど魅力は感じませんしね(^-^;

 

機能面の強化に重きを置いた結果が現在の家電の寿命なのでしょうが、決して悪い結果だとは思いません。実際に10年前の冷蔵庫と現在の冷蔵庫を比較すると、電気代が飛躍的に安くなっています。

 

 

その差額なんと年間にして10000~14000円!! 

 

 

 国産主要メーカー全てにおいて大体これくらいの数値が算出されています。平均してこの数値なので、10年以上使ってる方は更に差が大きくなるでしょう。無理に長く使うくらいなら快適で高性能な新商品に買い替えたほうが断然お得に思えます。数年で簡単に50000円くらい返ってきますよ(^^♪

 

 

 

 

 

さて今回は長々と冷蔵庫のことについて語ってきましたが、要点はお分かりいただけたでしょうか?

 

 

・購入の際、事前の搬入見積もりは極力依頼する

 

・新築を建てる際は予め家電や家具を搬入することを想定しておく

 

・故障のサインを見逃さず、壊れる前に最新の省エネ冷蔵庫を検討してみる

 

 

以上の点を踏まえた上でこの夏の白物家電をご検討されてはいかがでしょうか(^^)

 

洗濯機やテレビについても記事を書きますので宜しければそちらもどうぞ♪

 

 

 

 

それではまた、08でした(^^)ノシ